本店店長 田中 良幸のおすすめポイント!
今のお仏壇の様式は江戸時代に作り始められました。一方お厨子は白鳳あるいは天平のころからといわれています。
お厨子の中には一般的には仏像をご安置しますがお仏壇のように各種のお仏具を置く必要はありません。
宗派の様式にこだわらない自由な礼拝空間、それがお厨子です。
古代の様式を現代の生活の中に取り入れていただけます。こんな自由な礼拝場所もすばらしいものではないでしょうか。
(下記関連商品ではご荘厳の一例をご案内しています)
この天平厨子は次の二種類の規格でご案内しています。いずれも天然精製漆です。
◆うるし塗り・黒塗り仕上げ(くろぬりしあげ)◆
丁寧に下地をした後に上質の天然漆を塗っていますので末永く光沢を保ちます。
漆独特の黒く深い艶でむっくりとした質感とシャープな印象に仕上げています。
◆うるし塗り・摺り込み仕上げ(すりこみしあげ)◆
下地には伝統技法である堅地塗※(かたじぬり)を施し、仕上げに漆を数回摺り込んでいます。
下地に直接漆を摺り込む手仕事なので「吸い込み具合」と「摺り込み具合」の偶然の濃淡が一品ごとに違った表情で完成します。
表面の色合いは年数を経るごとに味わい深い風合いになります。
※堅地= 砥の粉と生漆を調合した下地材
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◇形式◇
四角い本体部に屋根を設けた建築物形式です。やわらかい曲線の屋根勾配をもち、頂上部には金箔押しの宝珠(ほうじゅ)を置きます。
屋根は方形で一度起(むく)りをもってさがり、先のほうで少し上に反らせています。屋根四隅は蕨手(わらびて)になっています。
本体部は四つの柱で構成されていますが三方面は(扉を取り付けずに)柱に幕絞りを取り付けています。向板(むこういた=正面奥の背板)は金紙を
貼っています。写真はうるし塗り・摺り込み仕上げです。
◇デザイン◇
基壇部正面は抽き出し式です。装飾としての繰型・格狭間などは一切ありません。
最下部は複数框と小足装飾などを一組とする地覆形式です。 このお厨子には飾り彫り物・蒔絵(まきえ)・錺金具(かざりかなぐ)はありません。
できる限りシンプルに仕上げました。